京都に2018年10月にオープン予定の「THE POCKET HOTEL 京都四条烏丸」に宿泊してきました。今回はオープン前の試泊会への参加です。
「THE POCKET HOTEL」は、相鉄フレッサインやサンルートホテルなどを運営する相鉄ホテルマネジメントが運営する新ブランドのホテルで、ここ京都四条烏丸はその第1号店とのことです。
公式サイトで「鍵のかかるコンパクトホテル」と紹介されている通り、客室はベッドと最低限なスペースのみとなっています。
京都の繁華街にある「THE POCKET HOTEL 京都四条烏丸」
京都・錦市場からすぐ
立地は、「烏丸駅」「四条駅」と「河原町駅」のちょうど中間あたりで、京阪「祇園四条駅」からも徒歩圏内。「京の台所」とも呼ばれる錦市場や、先日オープンした「Apple 京都」もすぐ近くです。
京都府京都市中京区柳馬場通錦小路下る瀬戸屋町474(Googleマップ)
コンビニやドラッグストア、カフェ、飲食店が近くにありますし、祇園や先斗町も近く。深夜1時〜5時はエントランスが施錠されるものの、チェックイン後の門限はありません。ルームキーで入館が可能です。
チェックイン・チェックアウトは専用端末で
チェックイン・チェックアウトは、フロント横にある専用端末で行います。
正式にオープンする際は変更されている可能性もありますが、試泊会ではチェックイン時に住所を入力する項目がありました。タッチパネルで50音が並んでいるキーボードで、変換も賢いわけではなかったので、かなり面倒に感じました。
決済は各種クレジットカードのほか、電子マネー(iD、QUICPay)にも対応しています。決済方法によってはフロントでの対応が必要になる場合があります。
さまざまな種類の部屋
THE POCKET HOTEL 京都四条烏丸には、大きく分けて「シングル」「ハリウッドツイン」「ステップツイン」「2段ベッド」の4種類の部屋があります。
カプセルホテルではないので、各部屋には鍵をかけることができ、プライバシーも確保されるのが特徴です。
全室禁煙、部屋ので飲食は可能です。
シングル
シングルルームは他の種類よるも多い72室あり、ホテルでもメインの部屋です。西川リビングと共同で開発した「オリジナルキューブマットレス」を全客室に導入。
- 客室サイズ:4.9〜5.9平方メートル
- ベッドサイズ:1,100mm
- 定員:1名
- 室数:72
ベッド部分は30センチほど高くなっていて、そのスペースに荷物やスーツケースを置くことができます。
テーブルはありませんが、マットレスの脇に10cmほどのスペースがあります。
ハリウッドツイン
「ハリウッドツイン」は、マットレスを2つ並べてダブルベッドのようにして使える部屋です。カップルでの利用や、1人でゆったり使用したい場合におすすめです。
- 客室サイズ:7.6〜8.3平方メートル
- ベッドサイズ:900mm×2
- 定員:1〜2名
- 室数:18
ステップツイン
「ステップツイン」は2枚のマットレスを段差をつけて配置したツインルームです。公式サイトでは「お友達の家に泊まりに行った時のような懐かしい感覚をお楽しみいただけます」と紹介されています。
- 客室サイズ:7.6〜7.9平方メートル
- ベッドサイズ:900mm×2
- 定員:1〜2名
- 室数:29
2段ベッド
「2段ベッド」はその名の通り、ベッドを2段にしてある部屋です。
- 客室サイズ:7.3〜7.6平方メートル
- ベッドサイズ:1,000mm×2段
- 定員:1〜2名
- 室数:27
隣り合う「2段ベット」ルームの間に室内ドアがある「コネクティング」タイプもあり、最大4名で利用することもできます。
ユニバーサルツイン
ハンディキャップがある方でも利用できる「ユニバーサルツイン」もあります。ベッドがL字型に配置されており、中央には広いスペースが確保されています。
- 客室サイズ:9.6平方メートル
- ベッドサイズ:900mm×2
- 定員:1〜2名
- 室数:1
ユニバーサルツインのすぐ隣には、専用のバスルーム(バスタブあり)があります。
各部屋の設備
備品は必要最低限
各部屋の設備についてです。コストカットのためか、部屋の備品はほぼありません。テレビや冷蔵庫、ティッシュペーパーもありません。あるのは、スリッパとゴミ箱、ハンガーのみです。鏡(姿見)はあります。
コンセントが2つ、USBポートが1つあります。Wi-Fiは無料で利用できます。
エアコンは個別空調です。備え付けのタブレット端末から設定を変更できます。
いろいろな使い道のタブレット
各部屋にあは1台ずつタブレット端末が設置されており、照明の明暗、エアコン温度の調整もこれで操作します。
ホテルの利用ガイド(注意事項など)や、館内のシャワールームやトイレ(個室)の空き状況もタブレット端末で確認できます。
AbemaTVやTVerのほか、NHK WORLD TV、CNNなど各種インターネットTVにも対応しています。
共用部分
共用シャワールーム
各部屋にトイレやバスルームはありません。トイレは各階に、シャワールームは1階に男女別、3階には女性専用のものがあります。
写真は男性用のシャワールームですが、女性用はパウダールームも兼ねていて、ゆったりしているようです。シャワールームは、昼の12時〜14時と深夜3時〜5時の間は使用できません。
男性用シャワールームは9ブースあります。ロッカーはありませんが、シャワールームの脱衣場部分に鍵がかかります。
シャワールームにはコインランドリーがあり、空き状況は各部屋のタブレット端末でも確認できます(試泊会では使用できませんでした)。
シャワールームはもちろん、エレベーターの利用・トイレへ入る場合にもカードキーが必要で、セキュリティはバッチリです。
1階のエントランス
1階のエントランススペースには、喫煙ブースのほか、京都観光に関連する書籍も置いてあり、自由に手にとって読むことができます。
自由にくつろげるスペースとなっています。写真反対側にはカウンター席もあり、コンセントも設置されていました。
エントランススペースには交通系ICカードで施錠するバゲッジスペースもあり、チェックアウト後も荷物を預けておくことができます。
終わりに
カプセルホテルと一般的なビジネスホテルの中間あたりで、寝られるだけで十分だけど、プライバシーは確保したいという方におすすめです。
価格はルームタイプや時期、早割などによって異なりますが、2,500円〜10,000円です。
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